バフェット銘柄を探せ!

勝つから面白い!最新の金融情報から"今一番アツイ"銘柄情報を無料でお届け! HSBC香港で海外投資を始めよう!

帝国繊維

会社概要 

1884年(明治17年)設立された近江麻糸紡織にルーツを持つ老舗繊維メーカー。1903年には近江麻糸、下野製麻、大阪製麻が合併し、日本製麻となった。その頃から現在の主力製品の一つである消防用ホースの製造・販売を開始した。その後、北海道製麻、太陽レーヨン、更に中央繊維との合併を経て、1941年から現在の社名である帝国繊維株式会社となった。同年、東京証券取引所に上場し、1961年には1部指定銘柄となった。主力事業は売上の約80%を占める消防用設備や消防車など防災関連事業。残り約2割はクラブ・ハードマンブランドなど有する繊維事業である。更に売上高に占める割合は約1%ほどではあるが、大垣・鹿沼ショッピングセンターなどの不動産賃貸業も営む

 

企業理念

”社会の安全、生活文化の向上に貢献する企業”

会社ホームページ

http://www.teisen.co.jp/ 

IR情報サイト

http://www.teisen.co.jp/ir/index.html 

バフェット分析

 

消費者独占力を有しているか?
YES or No。主力である防災関連事業は消防団関連という特殊性から消費者独占力を有していると考えられる。一方、かつては日本経済の中核を占めていた繊維事業は時代の移り変わりを経て、事業としてはコモディティ化している。そのため、この事業に関しては消費者独占を有しているとは言えないだろう。

 

事業内容を容易に理解できるか?
YES。一般的な繊維事業から派生し、消防団が使う特殊なホースなどを製造・販売している。

 

サービス・製品が20年後も価値のあるものであるか?

YES or No。消防団設備関連事業はかなりニッチな領域であり、新規参入が難しい事業であると考えられる。公共性も考慮すれば、今後も製品価値が持続されると思われる。一方で、リネン事業は競争が激しく製品価値を維持するのは極めて困難であると考えられる。

 

棚卸資産推移:急激な増減があるのは、注意!

棚卸資産推移:大きな変動はなく、比較的安定している。
teikoku_seni,buffett,stock

 

コングロマットであるか?その理由は?

防災(79%),繊維(19%)、不動産(1%)

防災事業:帝国繊維の売上高の八割を占める主力事業。明治36年、日本製麻時代に国産初の消防用麻ホース製造開始した。消防ホース業界ではトップシェアを誇る。その他、防災車輛、資機材、防火衣等特殊被服など消防団設備関連事業を営んでいる。
繊維事業:創業より続く伝統的な事業。現在の主力製品である消防ホースを生み出した源泉と言える。オリジナルブランド”クラブハードマン”を有する。
不動産賃貸:鹿沼ショッピングセンターやイオンタウン大垣の不動産賃貸事業を行っている。

 

事業内容 売上高 (百万円) 売上比率
防災事業 27,614 78.9%
繊維事業 6,702 19.2%
不動産賃貸 459 1.3%
その他 200 0.6%

 

EPSは過去10年間安定的に成長しているか?

EPSマイナス成長回数:3回
年平均成長率:13.7%
年平均成長率(過去5年): 29.8%

 

概ね安定したEPS成長であるが、マイナス成長となった年は判断基準である3回ちょうどとなっている。これまでは大きなEPS低下ではないが、今期は大きく落ち込む見通し。
詳細はいつものレポートで確認できます。
https://www.dropbox.com/s/lhvpu71vxio7sqi/teikoku_seni_report.pdf?dl=0 

売上高、当期純利益、また売上高利益率をチェックし、さらに純利益の上昇を確認!
ここでは税引後の当期純利益を利用していますので、平均約10%を一つの目安にしています。人によって考えは違うと思いますが、20%以上ならExcellent, 20〜10%ならGoodってところでしょうか?

teikoku_seni,buffett,stock
売上高利益率(2014年):14.8%
売上高利益率(10年平均):8.2%
2007年以降は上昇傾向にあり、2012年からは基準となる10%を超えています。

 

ROEは過去10年間高い水準を保っているか?

ROE: 12.8%
ROA: 7.6%

極めて高い収益性とは言えないが、日本企業の中ではまずまずの収益性を有すると言えます。

ここでは税引後の当期純利益を利用していますので少し低めに出ます。本来のメアリーバフェットの「麗しのバフェット銘柄 」に示された基準は税引前利益ベースでROE15%、ROA12%以上が一つの目安となっています。日本株に直接適用すると殆ど銘柄が弾かれてしまいますので、私の日本株基準はROE10%、ROA%5%以上としています。

 

強固な財務基盤を有しているか?

長期負債/当期純利益 = 1.99
負債比率(D/E Ratio) = 0.41

長期負債/当期純利益比率の基準値は、3.0以下であることです。

teikoku_seni,buffett,stock
過去10年の推移は1.0~2.9、10年平均値も1.82と良好な数値が確認できます。

負債比率の基準は、0.8以下を下回っていることです。

teikoku_seni,buffett,stock
2005年以降、基準となる0.8を下回っています。10年平均値は0.65です。

 

現金、現金同等物も確認しよう!

teikoku_seni,buffett,stock
現金保有額は年々増加傾向にあります。

 

ここまで見てきた指標をまとめると、帝国繊維は非常に良好な財務状態にあると思われます。

自社株買いに積極的か?

2014年発行株式枚数:27,121 千株
2007年発行株式枚数:27,074 千株

 

2014年金庫株式枚数:941 千株
2007年金庫株式枚数:487 千株
減株式枚数 (2007年-2014年) = 407 千株

 

今期発行株式枚数−10年前の発行株式枚数 <0であるか?

その企業株価は、市場や経営上の一時的な問題の為に下落しているか?
国土強靭化政策大綱・国土強靭化基本法の成立を機に進められてきた防災・減災対策による特需が一巡したため、今期は主力事業の防災事業売上大幅に低下しています。今期の予想利益は3,500百万円と前年比-32%となることから、2014年12月ピークに株価は急落中です。テクニカル上では、まだまだ底値が見えないとところですが、ファンダメンタルズ面ではかなり魅力的だと思います。現在のPERは6.1、さらにPBRも0.79とかなり割安です。またEV/EBITDA倍率は0.82、いつ・どこの会社に買収されてもおかしくない状態にあります。現在の株価低下は特需による盛り上がりからの反動でしょうし、売上の土台は常に一定程度の需要が期待できる防災事業であることを考えると現在の株価低下は一時的な要因に起因していると思われます。

 

今期利益利回り、予想EPS成長率、国債利回りを比較すると?

今期益利回り: (11.1%)
予想EPS:133.7
予想EPS成長率: -32.3%
10年国債利回り:0.3〜0.5%

 

過去10年のROEベースの予想成長率を用いた期待利益率は?

現在の株価:1208円
10年後予想株価: 4634円
期待収益率: 16.4%

 

過去10年のEPS成長率ベースの期待利益率は?

10年後予想株価: 3446円
期待収益率: 14.2%

 

EPSおよびROEベースの計算結果はなかなか良好な結果が確認できました。上述したように2015年期は純利益が-32%と大幅減となりますが、それも2016年には落ち着くようです。主力事業が防災関連ですので、このまま株価が下がり続けることはなさそうです。帝国繊維の財務状況は良好ですので、倒産の危険性は全く心配はないかと思います。しかも現在の株価は水準はPERが6.1と格安。今期の予想EPSを使用しても9.0です。さらにPBR=0.79、EV/EBITDA倍率も0.82とかなり割安感のある銘柄です。

この分析法では基本的にEPSは順調に成長することを前提としていますので、予想EPSではなく実績EPSを用いてPERを計算しています。

ただテクニカル的に株価の底値は見えていませんので、私としては底値付近を確認しながら徐々に買い増していく予定です。

関連ページ

シマノ
シマノは、世界一の投資家の1人と言われるウォーレン・バフェット氏が投資対象とするのではないかと考えた銘柄の一つです。その理由に興味がある方はぜひこちらのページをご覧下さい。
Torchmark
Torchmarkは、世界一の投資家の1人と言われるウォーレン・バフェット氏が投資対象とするのではないかと考えた銘柄の一つです。その理由に興味がある方はぜひこちらのページをご覧下さい。
United Health Group
United Health Groupは、世界一の投資家の1人と言われるウォーレン・バフェット氏が投資対象とするのではないかと考えた銘柄の一つです。その理由に興味がある方はぜひこちらのページをご覧下さい。

ホーム 投資家サイト ウォッチリスト 本・書評  名言集