バフェット銘柄を探せ!

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JT

会社概要 

三公社五現業の一つ日本専売公社から1985年に業務継承し誕生した。証券コード2914。日本で煙草製造販売を独占的に行うことが認められている唯一の会社。独占が許されている理由は、国内たばこ農家保護目的で成立した「たばこ事業法」により全量買取契約が義務付けられているためです。また、全株式の3分の1以上を日本政府が保有すべきという規定により、現在も筆頭株主は財務大臣(33.35%)となっています。1999年にはRJRインターナショナル社、2007年にギャラハー社を買収。2015年にはレイノルズ社からナショナル・アメリカン・スピリットの米国以外の事業を買収するなど、積極的なグローバル展開を広げています。メビウス、セブンスター、ホープなど多くの有名ブランドを有しています。煙草以外にも医薬品や食品事業も展開しています。以前は飲料事業も展開していましたが、こちらは2015年に撤退した。

 

ミッション

”自然・社会・人間の多様性に価値を認めお客様に信頼される「JTならではのブランド」を生み出し、育て、高め続けていくこと”

会社ホームページ

http://www.jti.co.jp/ 

IR情報サイト

http://www.jti.co.jp/investors/index.html 

バフェット分析

 

消費者独占力を有しているか?
YES or No。日本で唯一の煙草製造・販売業を営む企業であることから主力事業は明らかに消費者独占性を有しています。一方で、医薬品と食料品事業は冷凍うどんの加ト吉などを傘下には持っていますが、高い消費者独占力と言い切れるほどではないと思います。

 

事業内容を容易に理解できるか?
YES。たばこ・医薬品・食料品の製造・販売を行っている。

 

サービス・製品が20年後も価値のあるものであるか?

YES or No。中央アメリカで繁栄したマヤ族の記録から5-7世紀ごろにはすでに喫煙文化が地上に存在していたことがわかっています。本格的に世界の表舞台出てきたのは1500年頃コロンブスによって欧州へ伝えられたことに起因するそうです。つまり煙草は少なくとも500年以上もの間、人々から愛されてきたと解釈できます。健康被害などのリスク面から禁煙対策が進んでいるのは事実ですが、たばこ需要がなくなることはないのではないでしょうか。

 

 

棚卸資産推移:急激な増減があるのは、注意!

棚卸資産推移:大きな変動はなく、比較的安定している。
JT,buffett,stock

 

コングロマットであるか?その理由は?

煙草(90.0%)、医薬品(1.6%)、食料品(8.6%)

煙草事業が売上高の90%を占めています。しかしながら、たばこ事業だけに専念することは政府が発信する税制面の影響に大きく依存するという事業リスクになります。また、近年の禁煙ブームや健康志向の高まりから将来的に発展していく大きな市場が見込めるとは思えません。そこでリスクヘッジとして、JTは医薬品・食料品事業に着手した様です。しかし事業多角化に成功したとは言い難く、2015年には「ルーツ」や「桃の天然水」といったブランドを有していた飲料事業を売却しています。食料品事業はイマイチですが、医薬品事業がどのような展開をみせるかに期待がかかります。

 

事業内容 売上高 (億円) 売上比率
煙草事業 37,615 90.0%
医薬品事業 658 1.6%
食料品事業 3,425 8.6%
その他 113 0.3%

 

EPSは過去10年間安定的に成長しているか?

EPSマイナス成長回数:1回
年平均成長率:24.8%
年平均成長率(過去5年): 29.6%

 

リーマンショック時の落ち込みはありましたが、ここ10年のEPS成長は概ね安定しています。

詳細はいつものレポートで確認できます。
https://www.dropbox.com/s/k48e332ablz1950/JT_report.pdf?dl=0

売上高、当期純利益、また売上高利益率をチェックし、さらに純利益の上昇を確認!
ここでは税引後の当期純利益を利用していますので、平均約10%を一つの目安にしています。人によって考えは違うと思いますが、20%以上ならExcellent, 20〜10%ならGoodってところでしょうか?

JT,buffett,stock
売上高利益率(2014年):17.1%
売上高利益率(10年平均):8.1%
2010年を境に大きく収益性が改善しています。近年は15%を上回る利益率を誇っているのはいい傾向です。2010年を境に急激に収益性が改善されていたので、少し調べてみました。するとそれ以前は増税に伴う値上げを実施していましたが、2010年は増税分を上回っているとのことから、これが収益改善に寄与したと原因の一つと思われます。市場を独占している事業の強みですね。

ROEは過去10年間高い水準を保っているか?

ROE: 11.8%
ROA: 5.9%

高い収益性とは言えませんが、日本企業の中ではまずまずの収益性を有しています。

ここでは税引後の当期純利益を利用していますので少し低めに出ます。本来のメアリーバフェットの「麗しのバフェット銘柄 」に示された基準は税引前利益ベースでROE15%、ROA12%以上が一つの目安となっています。日本株に直接適用すると殆ど銘柄が弾かれてしまいますので、私の日本株基準はROE10%、ROA%5%以上としています。

 

強固な財務基盤を有しているか?

長期負債/当期純利益 = 1.96
負債比率(D/E Ratio) = 0.79

長期負債/当期純利益比率の基準値は、3.0以下であることです。

JT,buffett,stock
過去10年の推移は1.8-.11.0、10年平均値は5.04です。近年は良好な数値が確認できます。

負債比率の基準は、0.8以下を下回っていることです。

JT,buffett,stock
レンジは0.6-1.4です。直近では基準となる0.8を下回っていますが、10年平均値は1.0と少し高めになっています。

 

現金、現金同等物も確認しよう!

JT,buffett,stock
潤沢な現金を保有しているとは言えないようです。

 

ここまで見てきた指標をまとめると、10年間という長期では不安要素が見つかりますが、近年の収益性改善に伴って財務面も回復傾向にあることがわかります。

自社株買いに積極的か?

2014年発行株式枚数:20,000 千株
2006年発行株式枚数:10,000 千株

 

2014年自己株式枚数:182,443 千株
2006年自己株式枚数:84 千株

 

2012年07月に株式分割(1→200)を実施しています。それを補正して計算しても増自己株式枚数 (2014年-2006年) = 165,646千株となります。

 

今期発行株式枚数−10年前の発行株式枚数 <0であるか?

その企業株価は、市場や経営上の一時的な問題の為に下落しているか?
JT株価は一時的に下落しているようには見えません。PER=19.3と少し割高な水準にあります。

 

今期利益利回り、予想EPS成長率、国債利回りを比較すると?

今期益利回り: 6.0%
予想EPS:272.0 \/share
予想EPS成長率: 15.5%
10年国債利回り:0.3〜0.5%

 

過去10年のROEベースの予想成長率を用いた期待利益率は?

現在の株価:4545円
10年後予想株価: 8462円
期待収益率: 7.42%

 

過去10年のEPS成長率ベースの期待利益率は?

10年後予想株価: 25530円
期待収益率: 20.2%

 

EPSおよびROEベースの計算結果はなかなか良好な結果が確認できました。近年は収益性も改善し、その影響で財務状況も回復しています。気になるのは主力事業である煙草事業の将来性です。社会保障費を低減させる目的で、政府は予防医療の発展として今後もたばこを増税し続けると思われます。しかし、煙草の依存性や庶民にとって気楽な嗜好品である点を考慮すると、それほど大きなインパクトを与えるとは思えません。しかも、国内市場は独占状態ですので価格転嫁が容易です。安定した収益源の基盤のもと医薬品事業などがしっかりと成長させることができるかどうかが鍵となりそうです。いづれにせよ、現在の株価水準は割高ですので、一時的な問題や外部要因で十分株価が下がるまで、じっくりと待ちたいと思います。

 

 

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