バフェット銘柄を探せ!

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Procter&Gamble

会社概要 

1837年、Ohio州Cincinnatiでローソク業を営むWilliam Procterと石鹸業を営むJames Gambleの共同出資により設立した世界最大の一般消費財メーカー。証券コードPG。1890年にニューヨーク証券取引所へ上場し、現在はダウ工業株30種の一角を成している。また、バフェット銘柄の代表例としても有名である。共同出資という形で創立した逸話は興味深く、その理由は彼らの妻Olivia Norris とElizabeth Norris姉妹にある。義理の息子たちが共に一般消費財を製造・販売していたことから、義父Alexander Norrisの提案によってProcter & Gambleが誕生することになった。創業4年後の1841年にローソク製造に関する特許を取得するなど、着実に成長を続け1858年には売上高が100万ドルに到達した。その成長速度を一気に加速させたが南北戦争で北軍に石鹸を提供する契約を取り付けたことである。好調な石鹸事業の傍ら、ガスランプの普及に伴い苦戦を強いられていたローソク事業は年々売上高が低下していく傾向にあった。その状況を危惧した2代目James N. Gambleは新たな石鹸開発に取り組み、1879年にその成果として完成したのが、人の体だけでなく衣服や皿、床にも使用できるほど優しくマイルドなIvory石鹸だ。Ivory石鹸は爆発的なヒット商品となりP&Gの新たな収益源として成長し、さらに後年の代表的なブランドTide開発にも繋がっていく。傘下に抱えるブランドは数多く、代表的なものだけでも洗濯用洗剤ArielやTide、柔軟剤のDowny、紙おむつのPampers、カミソリのGillette、歯ブラシのOral-B、歯磨き粉のCrest、シャンプーのPanteneなど誰もが聞いたことのある商品を所有している。

 

Our Purpose

"We will provide branded products and services of superior quality and value that improve the lives of the world’s consumers, now and for generations to come. As a result, consumers will reward us with leadership sales, profit and value creation, allowing our people, our shareholders and the communities in which we live and work to prosper."

 

会社ホームページ

http://us.pg.com/

IR情報サイト

http://www.pginvestor.com/

バフェット分析

 

消費者独占力を有しているか?

YES 。先進国でP&Gの製品を見かけないことがあるでしょうか。

 

事業内容を容易に理解できるか?
YES。私たちの生活とは切っても切り離せない石鹸や洗剤、シャンプーなど多くの一般消費財の製造・販売を行っています。

 

サービス・製品が20年後も価値のあるものであるか?
YES。Gillette(1901年)、Tide(1946年)、Oral-B(1949年)、 Crest(1950年)、 Pampers(1961年)。いくつかの代表するブランドを挙げてみましたが、いずれも20年間以上人々に愛され続けている製品ばかりです。次の20年間でこれらがすべて製品価値を失う?想像し難いですね。

 

棚卸資産推移:急激な増減があるのは、注意!

棚卸資産推移:比較的安定した在庫推移をしています。
buffett,P&G,stock

 

コングロマットであるか?その理由は?

石鹸、洗剤、化粧品など多種にわたる日用品を取り扱っています。以前は、プリングルスなど食品事業も展開していましたが、こちらはケロッグに売却しています。近年は採算性の低い事業整理を進めており2014年にはバフェット率いるバークシャー・ハサフェイに乾電池ブランドのデュラセル、2015年にはウエラやマックスファクターなどのブランドを香水大手コティへ売却しています。

 

EPSは過去10年間安定的に成長しているか?

EPSマイナス成長回数:5回
年平均成長率:-0.86%
年平均成長率(過去5年):-9.90 %

EPSマイナス成長は5回あり、成長率もマイナスとなっています。事業整理が進んでプラス成長へ変わるまでは、まだ時間がかかるかもしれません。
詳細はいつものレポートで確認できます。
https://www.dropbox.com/s/ij6c3ydh16tys42/P%26G_report.pdf?dl=0

 

 

売上高、当期純利益、また売上高利益率をチェックし、さらに純利益の上昇を確認!
ここでは税引後の当期純利益を利用していますので、平均約10%を一つの目安にしています。人によって考えは違うと思いますが、20%以上ならExcellent, 20〜10%ならGoodってところでしょうか?

buffett,P&G,stock
売上高利益率(2015年):9.4%
売上高利益率(10年平均):13.4%

 

昨年は9.4%まで低下しましたが、10年平均では安定して10%を上回っています。全般的には安定した利益率を誇っています。

 

ROEは過去10年間高い水準を保っているか?

ROE: 18.8%
ROA: 8.4%

 

ROEは問題ありませんが、ROAは基準値を下回っています。ただ、2006年以降の推移でみれば、レンジ内の推移をしていると思われます。

ここでは税引後の当期純利益を利用していますので少し低めに出ます。本来のメアリーバフェットの「麗しのバフェット銘柄 」に示された基準は税引前利益ベースでROE15%、ROA12%以上が一つの目安となっています。日本株に直接適用すると殆ど銘柄が弾かれてしまいますので、私の日本株基準はROE10%、ROA%5%以上としています。

強固な財務基盤を有しているか?

長期負債/当期純利益 = 5.13
負債比率(D/E Ratio) = 1.05

 

長期負債/当期純利益比率の基準値は、3.0以下であることです。

buffett,P&G,stock
過去10年の推移は2.48-6.08、10年平均値は3.85です。基準値となる3.0を平均値でも上回っています。これだけ見ると負債が増加しているように見えますが、負債比率まで確認するとこの数値が問題ない事がわかります。

 

負債比率の基準は、0.8以下を下回っていることです。

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過去10年間の推移は1.03-2.33、10年平均値は1.19です。基準値の0.8は上回っていますが、2006年以降の推移がほぼ直線であることが印象的です。意図的に負債比率をコントロールした経営を行っていると思われます。

 

現金、現金同等物も確認しよう!

buffett,P&G,stock
潤沢なキャッシュを持っているわけでないようです。
ただ、問題となるレベルではないでしょう。

 

自社株買いに積極的か?

2015年発行株式枚数 2,713,000 千枚
2005年発行株式枚数 2,580,000 千枚

今期発行株式枚数−10年前の発行株式枚数 <0であるか?

増発行株式枚数は 133,000 千株となります。

 

その企業株価は、市場や経営上の一時的な問題の為に下落しているか?
過去10年のPER推移は14〜32です。現在のPERは33.5と割高で株価は伸び悩んでいます。P&Gのような巨大な一般消費財は安定した配当も魅力的ですので、株価が急落するような状態にはなかなかなりそうにありません。
今期利益利回り、予想EPS成長率、国債利回りを比較すると?

今期益利回り: 3.0%
予想EPS:4.21 $/share
予想EPS成長率: 72.54%
10年国債利回り:1.5〜5.2%

 

過去10年のROEベースの予想成長率を用いた期待利益率は?

現在の株価:81.66ドル
10年後予想株価: 228.7ドル
期待収益率: 12.69%

 

過去10年のEPS成長率ベースの期待利益率は?

10年後予想株価: 32.1ドル
期待収益率: -5.91%

 

ROEベースの計算ではかなり良好な計算結果が確認できました。一方でEPSベースの計算ではマイナス成長を示す結果となっています。10年間で5回もマイナス成長していれば、このような結果が出ても当然かもしれません。現時点でのP&Gはあまり魅力はありませんが、財務面に不安はなく、長年人々から愛され続けてきたブランド商品を数多く持っている点がやはり大きな強みです。現在行っている利益性の低い事業の売却が完了し、十分割安感が出てきたら購入したい銘柄の一つです。

 

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