バフェット銘柄を探せ!

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エムスリー

会社概要 

2000年、ソネット・エムスリーとして設立された医療従事者向け情報提供サービスを営む企業。証券コード2413。2004年に東証マザーズに上場。2007年より東証一部指定銘柄となった。2010年、社名を現在のエムスリー株式会社に変更した。主力事業は、医薬品、疾患、治療法など医療情報をインターネットにて提供するサービス「MR君」。また近年は治験サポートするサービス「治験君」が成長している。この他、医師や薬剤師など医療従事者の専門転職サービスなども提供する。

 

ミッション

”インターネットを活用し、健康で楽しく長生きする人を一人でも増やし、不必要な医療コストを一円でも減らすこと”

会社ホームページ

http://corporate.m3.com/ 

IR情報サイト

http://corporate.m3.com/ir/release/

 

バフェット分析

消費者独占力を有しているか?
マスメディアなどで一部の医療従事者と製薬会社との不適切な関係が指摘され、製薬企業の営業部担当にあたるMRが医師に面会できるチャンスは年々下がっています。しかしながら、必要な新薬や新治療法、副作用などの情報は医療従事者も手に入れなければなりません。そこで、役立つのがエムスリーが提供している「MR君」などのサービスです。医師からすれば簡単にインターネットで情報を集め、さらに詳しい情報を手に入れるために特定のMRと面会することができるため、無駄な時間や疑いをかけられる心配も軽減します。現在エムスリーに登録する医師数は約20万人。日本の医者数は約27万人と言われていますので、約75%を既にカバーしていることになります。そんなエムスリーは消費者独占力を有しているでしょうか。YESでしょ。

 

事業内容を容易に理解できるか?
医療情報を通じて医療従事者と製薬企業の営業担当であるMRを結ぶサービス、臨床試験を行うために確保しなければならない特定疾患を患う患者とをつなぐサービスなどを提供しています。

 

サービス・製品が20年後も価値のあるものであるか?
YES。規制産業の一つである医薬品業界には一般的な企業とは異なった様々な制約がかけられています。例えば、日本では製薬企業は自らの製品である薬の価格設定をする権利を持っていません。また、営業部隊であるMRには、自社の医薬情報の提供や収集した副作用情報は提供は許可されていますが、販売促進活動はできないといった制限があります。そのため製薬企業は従来、医師との接触頻度を増やし、MR-医師間の人間関係を構築することで、より効果・利益率の高い新薬を購入してもらうという戦略をとっていました。そのコストはMR一人に対して2000万円ほど。講演会などで高級弁当を提供したり、接待にて良い印象をもって貰えるように努めていました。しかし近年は、医療従事者と製薬会社との不適切な関係が指摘され、MRが医師と面会できる機会がどんどん失われてきています。今後もこのような規制は世界中で強化されていくと思われます。また、これから20年後の新薬開発はこれまでの20年間とは全く変わってきます。これまでの生活習慣病治療薬などのマスメディスンを開発する流れから、患者数が非常に少ない希少疾患をターゲットとするものがここ数年どんどん増えてきています。そうなるとただでさえ少ない対象患者に適切な治験を行う事はますます難しくなってきます。このような状況を考えると、医療従事者、製薬企業の両方をサポートするエムスリーのサービス価値は益々増加していくと考えられます。

棚卸資産推移:急激な増減があるのは、注意!

棚卸資産推移:在庫を必要とする事業ではないため、棚卸資産はほとんどありません。
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コングロマットであるか?その理由は?

医療従事者と製薬企業を橋渡しする事業という意味では専業です。ただサービス内容の詳細を見ていけば、MR君や治験君と言った主力サービスのほか、医療従事者の転職支援や特保製品などを現場の医師がどのように評価しているかを紹介する「Ask Doctors」というサービスなども行っています。そういった意味では幅広い分野に手を拡げているとも言えなくはありません。

 

EPSは過去9年間安定的に成長しているか?

EPSマイナス成長回数:1回
年平均成長率:33.7%
年平均成長率(過去5年): 37.4%

 

安定して高い成長を続けています。
詳細はいつものレポートで確認できます。
https://www.dropbox.com/s/cu6lh3peaysvfm8/m3_report.pdf?dl=0

売上高、当期純利益、また売上高利益率をチェックし、さらに純利益の上昇を確認!
ここでは税引後の当期純利益を利用していますので、平均約10%を一つの目安にしています。人によって考えは違うと思いますが、20%以上ならExcellent, 20〜10%ならGoodってところでしょうか?

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売上高利益率(2015年):19.0%
売上高利益率(10年平均):23.3%
レンジは16〜28%と非常に高い売上高利益率を誇っています。

 

ROEは過去10年間高い水準を保っているか?

ROE: 22.7%
ROA: 17.1%

エムスリーはかなり高い収益性を誇っています。

ここでは税引後の当期純利益を利用していますので少し低めに出ます。本来のメアリーバフェットの「麗しのバフェット銘柄 」に示された基準は税引前利益ベースでROE15%、ROA12%以上が一つの目安となっています。日本株に直接適用すると殆ど銘柄が弾かれてしまいますので、私の日本株基準はROE10%、ROA%5%以上としています。

 

強固な財務基盤を有しているか?

長期負債/当期純利益 = 0.14
負債比率(D/E Ratio) = 0.29

長期負債/当期純利益比率の基準値は、3.0以下であることです。

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過去10年の推移は0~0.18、10年平均値も0.10とかなり良好な数値が確認できます。

負債比率の基準は、0.8以下を下回っていることです。

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過去10年の推移は0.24~0.37、10年平均値も0.30とこちらも良好な数値が確認できます。

 

現金、現金同等物も確認しよう!

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キャッシュ量は年々増加傾向にあります。

 

ここまで見てきた指標をまとめると、エムスリーの財務状態はかなり良好です。

自社株買いに積極的か?

2015年 323,499,400枚
2006年 256,800枚

 

2011年(1→2)、2012年(1→3)、2014年(1→200)と株式分割を繰り返し発行株式枚数を増やしています。2006年には株式交換(27,389枚)を行っている為、2015年現在の発行株式枚数は単純計算値308,160,000枚よりも多い枚数をとなっています。

現金保有額もだいぶ大きくなっているため、自社株買いでも行う可能性は十分あります。

今期発行株式枚数−10年前の発行株式枚数 <0であるか?

その企業株価は、市場や経営上の一時的な問題の為に下落しているか?
売上高、純利益は右肩上がり、負債はほとんどなく、現金も潤沢にある。現在のエムスリーの状態はかなり好調です。しかし、それはすでに株価に織り込まれ、現在のPERは76.7とかなり割高水準にあります。グロース銘柄に対して有効とされるPEG値で確認しても2.0以上と割高です。

 

今期利益利回り、予想EPS成長率、国債利回りを比較すると?

今期益利回り: 1.51%
予想EPS:34.93
予想EPS成長率: 15.7%
10年国債利回り:0.3〜0.5%

 

過去10年のROEベースの予想成長率を用いた期待利益率は?

現在の株価:2314円
10年後予想株価: 8269円
期待収益率: 13.9%

 

過去10年のEPS成長率ベースの期待利益率は?

10年後予想株価: 8916円
期待収益率: 15.1%

 

EPSおよびROEベースの計算結果はかなり良好な結果が確認できました。財務状態は良好ですし、今後力を入れていく表明している治験君といったサービスにも期待ができますので、将来的には所有したい銘柄です。そうなると問題はいつ買うかですが、現在ははっきり言って割高です。PERは76.7、PEGでも2.0以上です。どんな素晴らしい銘柄でも割高で買うのは危険ですので、私としては外部要因などで投げ売りが出て、十分に価格が下がる局面が訪れるまでじっくり待ちたいと思います。

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