バフェット銘柄を探せ!

勝つから面白い!最新の金融情報から"今一番アツイ"銘柄情報を無料でお届け! HSBC香港で海外投資を始めよう!

ツムラ

会社概要 

津村重舎が津村順天堂として創業。1988年(昭和63年)に現在の社名ツムラへ変更した。証券コード4540。婦人保健薬「中将湯」を精製する過程で発生する屑を風呂に入れたところ、あせもが消え、入浴後の保温性が高まったと現象から開発された「バスクリン」の話は有名ですね。主力製品は「大建中湯」(効能:腹痛、腹部膨満感) 、「補中益気湯」(効能:病後の体力増強、食欲不振など)、「抑肝散」(効能:神経症、不眠症など)。また風邪の初期症状に効果的とされる「葛根湯」やインフルエンザ治療も役立つという噂の「麻黄湯」などさまざま漢方薬の製造販売を手掛けています。

 

企業理念

”自然と健康を科学する”

会社ホームページ

https://www.tsumura.co.jp/zaimu/index.htm 

IR情報サイト

https://www.tsumura.co.jp/index.htm

 

バフェット分析

 

消費者独占力を有しているか?
YES。多くの製薬企業が西洋医学をベースにした医薬品開発を行っている中で、東洋医学を基にした漢方薬事業は独特な市場を形成している。

 

事業内容を容易に理解できるか?
YES。永久的に需要のある病気を治療するための漢方薬を製造、販売している。
サービス・製品が20年後も価値のあるものであるか?

YES。西洋医学を基礎とした医薬品は、画期的な新薬の開発などにより特定の製品価値が低下するリスクがある製品も存在する。一方で、漢方薬を構成する成分は自然由来の原料を使用しているので、ジェネリックメーカーからのシェア浸食をうけるリスクは限定的である。しかし逆に、それならば医療用漢方薬の薬価を下げよう考えている当局の動きがあるという噂には注意したい。

 

棚卸資産推移:急激な増減があるのは、注意!

棚卸資産推移:2012年以降、棚卸資産が増加傾向にあることには注意かもしれない。
ツムラ,バフェット,日本株

 

コングロマットであるか?その理由は?

医薬品(漢方製剤、生薬製剤他)の製造販売
医療用漢方製剤(95%),その他医薬品(3%)

1980年には美術品の輸入・販売、日用品・化粧品の製造・販売など、事業多角化を進めていた。しかし、バブル崩壊を同時に経営が悪化した。そこで、現在は原点に立ち戻って医療用漢方薬に特化したビジネスを行っています。

 

EPSは過去10年間安定的に成長しているか?

EPSマイナス成長回数:3回
年平均成長率:3.2%
年平均成長率(過去5年): 5.6%

 

比較的安定した成長していると言えます。ただ、昨年と今年はEPSはマイナス成長になるとの予想です。
詳細はいつものレポートで確認できます。
https://www.dropbox.com/s/p0fmmwanlvmj2gq/tsumura_report.pdf?dl=0

 

売上高、当期純利益、また売上高利益率をチェックし、さらに純利益の上昇を確認!
ここでは税引後の当期純利益を利用していますので、平均約10%を一つの目安にしています。人によって考えは違うと思いますが、20%以上ならExcellent, 20〜10%ならGoodってところでしょうか?

ツムラ,バフェット,日本株
売上高利益率(10年平均):13.2%

 

ツムラの売上高は緩やかですが安定した増加傾向にあります。当期純利益も増加傾向ですが、円安影響で原料費が高騰したため、昨年は下がっているようです。売上高利益率は過去10年間安定的に10〜16%範囲を保っています。

 

ROEは過去10年間高い水準を保っているか?

ROE: 16.4%
ROA: 8.5%

日本株にて良い水準を保っていると思います。

ここでは税引後の当期純利益を利用していますので少し低めに出ます。本来のメアリーバフェットの「麗しのバフェット銘柄 」に示された基準は税引前利益ベースでROE15%、ROA12%以上が一つの目安となっています。日本株に直接適用すると殆ど銘柄が弾かれてしまいますので、私の日本株基準はROE10%、ROA%5%以上としています。

 

強固な財務基盤を有しているか?

長期負債/当期純利益 = 1.66
負債比率(D/E Ratio) = 0.46

長期負債/当期純利益比率の基準値は、3.0以下であることです。

ツムラ,バフェット,日本株
ツムラは過去ほぼ10年間安定して3.0以下を保っています。2014-2015年にかけて跳ね上がっているのは気になりますが、とはいえ1.66ですので良好な数値と言えます。

負債比率の基準は、0.8以下を下回っていることです。

ツムラ,バフェット,日本株
ツムラは2009年以降安定して0.8以下を維持しています。10年平均値は0.84となっています。

 

現金、現金同等物も確認しよう!

ツムラ,バフェット,日本株
ツムラの所有している現金はそれほど増加していないようです。

 

ここまで見てきた指標をまとめると、ツムラは比較的良好な財務状態にあると思われます。しかし、近年の棚卸資産の増加とEPS低下傾向がいつまで続くかは気になります。

自社株買いに積極的か?

2014年発行株式枚数:70,771,662 shares
2005年発行株式枚数:70,771,662 shares
増減株式枚数 = 0

今期発行株式枚数−10年前の発行株式枚数 <0であるか?

発行株式枚数は減らしてはいないようですし、ツムラが自社株買いを行ったというニュースも発見できません。「自社株買いをして欲しいよね」って記事はチラチラ見かけますが(笑)

価格上昇はインフレ率を上回っているか?

薬価は当局により管理されているので、製薬企業によって価格転嫁することはできません。特に先進国では高齢化社会を迎えるに当たって医療費の削減は重要な課題です。その手っ取り早い方法は薬価を下げることです。特に医療用漢方薬の薬価を下げるべきだと考えている当局関係者がいるという噂がありますので、その点には今後も注意したいところです。

 

その企業株価は、市場や経営上の一時的な問題の為に下落しているか?
近年の棚卸資産の増加とEPS低下傾向は気になります。アベノミクス相場でもそれほど株価は伸びていないようです。配当性向は年々上がっていますので、配当により株主還元しているという感じです。現在PERは13.2と過去10年間推移からは割安水準にあります。一方で、PEGレシオは10年平均EPSを使用すると3-8の範囲、5年平均EPSだと2〜4となります。つまり、EPS成長率まで考慮するとそれほど割安とは言えないかもしれませんね。
今期利益利回り、予想EPS成長率、国債利回りを比較すると?

今期益利回り: 6.58%
予想EPS:173.0
予想EPS成長率: -13.3%
10年国債利回り:0.3〜0.5%

 

過去10年のROEベースの予想成長率を用いた期待利益率は?

現在の株価:円
10年後予想株価: 17495円
期待収益率: 21.9%

 

過去10年のEPS成長率ベースの期待利益率は?

10年後予想株価: 2857円
期待収益率: 2.6%

 

ROEベースとEPSベースの期待収益率計算値に大きな乖離がありますし、棚卸資産の増加傾向とEPSマイナス成長傾向には注意が必要かもしれません。決算説明会資料によると「原材料調達コスト増等が響き減益なった。順調に自社管理圃場の拡大しているため、生薬仕入価格は2016年度をピークに徐々に抑制できる見通しが立っている。」とのことです。 財務基盤はしっかりしているようですので、十分に株価が下がったところを狙うのも手かもしれませんね。

関連ページ

科研製薬
科研製薬は、世界一の投資家の1人と言われるウォーレン・バフェット氏が投資対象とするのではないかと考えた銘柄の一つです。その理由に興味がある方はぜひこちらのページをご覧下さい。
久光製薬
久光製薬は、世界一の投資家の1人と言われるウォーレン・バフェット氏が投資対象とするのではないかと考えた銘柄の一つです。その理由に興味がある方はぜひこちらのページをご覧下さい。
持田製薬
持田製薬は、世界一の投資家の1人と言われるウォーレン・バフェット氏が投資対象とするのではないかと考えた銘柄の一つです。その理由に興味がある方はぜひこちらのページをご覧下さい。
Johnson & Johnson
Johnson & Johnsonは、世界一の投資家の1人と言われるウォーレン・バフェット氏が投資対象とするのではないかと考えた銘柄の一つです。その理由に興味がある方はぜひこちらのページをご覧下さい。
中国生物製藥 (Sino Biopharmaceutical)
中国生物製藥は、世界一の投資家の1人と言われるウォーレン・バフェット氏が投資対象とするのではないかと考えた銘柄の一つです。その理由に興味がある方はぜひこちらのページをご覧下さい。
北京同仁堂科技発展 (Tong Ren Tang Technologies)
北京同仁堂は、世界一の投資家の1人と言われるウォーレン・バフェット氏が投資対象とするのではないかと考えた銘柄の一つです。その理由に興味がある方はぜひこちらのページをご覧下さい。

ホーム 投資家サイト ウォッチリスト 本・書評  名言集