バフェット銘柄を探せ!

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持田製薬

会社概要 

大正2年(1913年)に創業者持田良吉に開局された持田商会薬局から発展する中堅製薬メーカー。証券コード4534。循環器、産婦人科、皮膚科、救急、精神科に経営資源を集中させ、スペシャリティファーマとして存在を目指している。主力製品は、「エパデール」(高脂血症・閉塞性動脈硬化症治療剤)、「レクサプロ」(抗うつ剤) 、「ディナゲスト」(子宮内膜症治療剤)、「アテレック」(持続性Ca拮抗降圧剤)。この他、後発品・バイオ後続品事業やスキンケア製品などヘルスケア事業も手掛ける。

 

企業理念

”絶えず先見的特色ある製品を開発し、医療の世界に積極的に参加し、もって人類の健康・福祉に貢献する”

会社ホームページ

http://www.mochida.co.jp/index.html

IR情報サイト

http://www.mochida.co.jp/ir/index.html

バフェット分析

 

消費者独占力を有しているか?
YES。世の中には様々な疾患が存在するため、特定の疾患に対して顧客である患者が選択できる範囲は限られている。

 

事業内容を容易に理解できるか?
YES。永久的に需要のある病気を治療するための医薬品を作って、販売している。

 

サービス・製品が20年後も価値のあるものであるか?

YES or No。より画期的な新薬の開発などにより特定の製品価値が低下するリスクがある製品も存在する。そのほか、製品自体の価値は低下しないが、新薬は特許切れによりジェネリックメーカーからのシェア浸食をうける可能性はある。一方で、持田製薬自身も後発品事業にも取り組みリスクヘッジをかけている。 

 

棚卸資産推移:急激な増減があるのは、注意!

棚卸資産推移:年度毎に大きな変動はなく、比較的安定している。
持田製薬,バフェット,日本株

 

コングロマットであるか?その理由は?

医薬品事業(95%),ヘルスケア事業(5%)

ヘルスケア事業も手がけているが、売上高の95%は医薬品事業が占める。
ヘルスケア事業と言っても敏感肌用基礎化粧品や赤ちゃん用沐浴剤等スキンケア製品の開発販売を行っており、持田製薬が得意とする皮膚科用医薬品開発から派生した事業と言える。

 

EPSは過去10年間安定的に成長しているか?

EPSマイナス成長回数:2回
年平均成長率:15.6%
年平均成長率(過去5年): -2.8%

 

10年単位では安定した成長しているといえるが、昨年は主力2製品「エパデール」と「アテレック」が薬価改定と後発品の影響を受けて減収減益となったため、マイナス成長となった。
詳細はいつものレポートで確認できます。
https://www.dropbox.com/s/y1rhxnir0wxj35p/%E4%B9%85%E5%85%89%E8%A3%BD%E8%96%AC20150711.pdf?dl=0 

売上高、当期純利益、また売上高利益率をチェックし、さらに純利益の上昇を確認!
ここでは税引後の当期純利益を利用していますので、平均約10%を一つの目安にしています。人によって考えは違うと思いますが、20%以上ならExcellent, 20〜10%ならGoodってところでしょうか?

持田製薬,バフェット,日本株
売上高利益率(10年平均):9.2%
持田製薬は2008年〜2014年までは10%以上を保っていたので、近年はおおむね10%を超えています。

 

ROEは過去10年間高い水準を保っているか?

ROE: 9.8%
ROA: 6.6%

近年は収益性が改善している。10年平均は10%をきっているが、これは2005年〜2007年のデータの影響が大きい。

ここでは税引後の当期純利益を利用していますので少し低めに出ます。本来のメアリーバフェットの「麗しのバフェット銘柄 」に示された基準は税引前利益ベースでROE15%、ROA12%以上が一つの目安となっています。日本株に直接適用すると殆ど銘柄が弾かれてしまいますので、私の日本株基準はROE10%、ROA%5%以上としています。

 

強固な財務基盤を有しているか?

長期負債/当期純利益 = 0.85
負債比率(D/E Ratio) = 0.30

長期負債/当期純利益比率の基準値は、3.0以下であることです。

持田製薬,バフェット,日本株
2007年以降安定して3.0以下を保っています。10年平均値は1.59と良好な数値が確認できます。

負債比率の基準は、0.8以下を下回っていることです。

持田製薬,バフェット,日本株
こちらは過去10年間安定して基準となる0.8をきっています。10年平均値は0.40です。

 

現金、現金同等物も確認しよう!

持田製薬,バフェット,日本株
急激な増減はありませんが、持田製薬はかなり潤沢な現金を所有しているようです。

 

ここまで見てきた指標をまとめると、持田製薬は非常に良好な財務状態にあると思われます。

自社株買いに積極的か?

2015年発行株式枚数:21,100,000 shares
(2013年に5株→1株の株式併合を実施している。)

 

2013年発行株式枚数:113,000,000 shares
2004年発行株式枚数:137,223,000 shares
減株式枚数 (2004年-2013年) = 24,223,000

 

今期発行株式枚数−10年前の発行株式枚数 <0であるか?

持田製薬は積極的自社株買いを行う会社のようです。

 

価格上昇はインフレ率を上回っているか?

薬価は当局により管理されているので、製薬企業によって価格転嫁することはできません。特に先進国では高齢化社会を迎えるに当たって医療費の削減は重要な課題です。その手っ取り早い方法は薬価を下げることです。今後の政策の動きには注意したいところです。

 

その企業株価は、市場や経営上の一時的な問題の為に下落しているか?
EPS成長は若干低下傾向にあるようですが、全般的に経営は安定しているようです。来年度までの予想EPSは低下傾向にあるようですので、どれくらいまで株価が下がるかは注視したいところです。現在PER17.8、PEGレシオは1.2、10年平均EPSを使用すると2.3-0.9の範囲で推移しています。5年平均EPSが-2.8%であるため、ここではPEG5は記載しておりません。いづれにしても現在は割安感があるとは言えないかもしれません。
今期利益利回り、予想EPS成長率、国債利回りを比較すると?

今期益利回り: 5.26%
予想EPS:352.5
予想EPS成長率: -6.6%
10年国債利回り:0.3〜0.5%

 

過去10年のROEベースの予想成長率を用いた期待利益率は?

現在の株価:円
10年後予想株価: 18227円
期待収益率: 11.9%

 

過去10年のEPS成長率ベースの期待利益率は?

10年後予想株価: 21528円
期待収益率: 13.9%

 

2016年、2017年EPS予測によると、今後2年間はEPS成長率が鈍化していくとのことですので、後発品に浸食され始めた主力製品に代わる稼ぎ頭が出てくるかどうかに注意が必要です。しかし、財務基盤はしっかりしているようですので、危機に陥っても乗り切るだろうという安心感はあります。現在の株価水準は少し割高ですが、十分に株価が下がり、EPS鈍化に目途が立てば、絶好の買い時となるかもしれませんね。

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