バフェット銘柄を探せ!

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久光製薬

会社概要 

弘化4年(1847年)創業の中堅製薬メーカー。証券コード4530。小松屋として創業した当時は朝鮮国から伝播されたと思われる丸薬類(奇応丸、千金丹、奇神丹など)を製造していた。1934年に現在まで続くロングセラー商品であるサロンパスの販売を開始。国内製薬会社の中でも貼付剤(シップ)開発技術で独特の存在感を示す。
有名な商品としてはモーラステープ、アレグラ、サロンパスなどがある。

 

企業理念

”貼る治療文化を世界へ”

会社ホームページ

http://www.hisamitsu.co.jp/index.html

IR情報サイト

http://www.hisamitsu.co.jp/ir/

バフェット分析

 

消費者独占力を有しているか?
YES。世の中には様々な疾患が存在するため、特定の疾患に対して顧客である患者が選択できる範囲は限られている。さらにロングセラーのサロンパスやモーラステープは筋肉痛という誰もが経験する痛みへの第一選択治療訳として選ばれることが多い。

 

事業内容を容易に理解できるか?
YES。永久的に需要のある病気を治療するための医薬品を作って、販売している。
サービス・製品が20年後も価値のあるものであるか?

YES or No。より画期的な新薬の開発などにより特定の製品価値が低下するリスクがある製品も存在する。そのほか、製品自体の価値は低下しないが、新薬は特許切れによりジェネリックメーカーからのシェア浸食をうける可能性はある。しかし、サロンパスやモーラステープといった半永久的な競争力を有するブランド商品もある。 

 

棚卸資産推移:急激な増減があるのは、注意!

棚卸資産推移:年度毎に大きな変動はなく、比較的安定している。
久光製薬,バフェット,日本株

 

コングロマットであるか?その理由は?

医薬品、医薬部外品、医療用具等の製造、販売および輸出入

医薬専業メーカーといえる。

 

EPSは過去10年間安定的に成長しているか?

EPSマイナス成長回数:3回
年平均成長率:4.5%
年平均成長率(過去5年): 0.8%

 

10年単位では安定した成長しているといえるが、近年は鈍化傾向にある。
詳細はいつものレポートで確認できます。
https://www.dropbox.com/s/y1rhxnir0wxj35p/%E4%B9%85%E5%85%89%E8%A3%BD%E8%96%AC20150711.pdf?dl=0 

売上高、当期純利益、また売上高利益率をチェックし、さらに純利益の上昇を確認!
ここでは税引後の当期純利益を利用していますので、平均約10%を一つの目安にしています。人によって考えは違うと思いますが、20%以上ならExcellent, 20〜10%ならGoodってところでしょうか?

久光製薬,バフェット,日本株
売上高利益率(10年平均):14.3%

 

久光製薬は近年は若干低下傾向にありますが、これまでは安定的12〜16%範囲を保っています。

 

ROEは過去10年間高い水準を保っているか?

ROE: 14.5%
ROA: 10.3%

 

ここでは税引後の当期純利益を利用していますので少し低めに出ます。本来のメアリーバフェットの「麗しのバフェット銘柄 」に示された基準は税引前利益ベースでROE15%、ROA12%以上が一つの目安となっています。日本株に直接適用すると殆ど銘柄が弾かれてしまいますので、私の日本株基準はROE10%、ROA%5%以上としています。

 

強固な財務基盤を有しているか?

長期負債/当期純利益 = 1.02
負債比率(D/E Ratio) = 0.33

長期負債/当期純利益比率の基準値は、3.0以下であることです。

久光製薬,バフェット,日本株
久松製薬の場合、過去10年間安定して3.0以下を保っています。その為、10年平均値も0.69と良好な数値が確認できます。

負債比率の基準は、0.8以下を下回っていることです。

久光製薬,バフェット,日本株
久光製薬の場合、過去10年間安定して0.8以下を維持しています。10年平均値は0.36です。

 

現金、現金同等物も確認しよう!

久光製薬,バフェット,日本株
久光製薬は、かなり潤沢な現金を所有しているようです。

 

ここまで見てきた指標をまとめると、久光製薬は非常に良好な財務状態にあると思われます。

自社株買いに積極的か?

2014年発行株式枚数: 95,164,895 shares
2004年発行株式枚数: 95,164,895 shares
増減株式枚数 = 0

今期発行株式枚数−10年前の発行株式枚数 <0であるか?

久光製薬は自社株買いを実施しているようですが、発行株式枚数は減らしてはいないようです。

価格上昇はインフレ率を上回っているか?

薬価は当局により管理されているので、製薬企業によって価格転嫁することはできません。特に先進国では高齢化社会を迎えるに当たって医療費の削減は重要な課題です。その手っ取り早い方法は薬価を下げることです。

 

その企業株価は、市場や経営上の一時的な問題の為に下落しているか?
利益率は若干低下傾向にあるようですが、全般的に経営は安定しており、現在一時的な問題に直面しているとは思えません。現在PER21.7は、PEGレシオは10年平均EPSを使用すると3-5の範囲、5年平均EPSだと17〜30と割高な水準にあります。
今期利益利回り、予想EPS成長率、国債利回りを比較すると?

今期益利回り: 4.62%
予想EPS:219.3
予想EPS成長率: 13.1%
10年国債利回り:0.3〜0.5%

 

 

過去10年のROEベースの予想成長率を用いた期待利益率は?

現在の株価:円
10年後予想株価: 18694円
期待収益率: 15.8%

 

過去10年のEPS成長率ベースの期待利益率は?

10年後予想株価: 4589円
期待収益率: 1.25%

 

EPS成長率が鈍化していること、売上高利益率が下降傾向にあることなどには注意が必要ですが、強固な財務環境は心強いです。現在の株価水準は割高ですが、部要因や一時的な経営状況の悪化タイミングがあれば、絶好の買い時となるかもしれませんね。

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