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医薬品業界

医薬品特徴

医薬品は食料品と同様、経済動向に関係なく需要があることからディフェンシブ株に分類されます。トレーディング視点では、景気回復・拡大局面では相対的に投資対象として魅力が低下することから売りスタンスを基本とされ、景気悪化局面では、相対的に収益が安定しているという事で相対的に買いが入り易いと言われると業界です。

注意・注目点:

  • 研究開発費が高い

元来新薬の開発成功確率は非常に低いものですが、近年はその確率が益々低下する傾向にあります。ニュースや新聞などでバイオ医薬品や再生医療といったトレンドを示すキーワードをよく耳すると思いますが、これらはこれまでの主力である小分子医薬品に比べて開発費用がかかるといういう事は覚えておきたい点です。これらを主な理由としてこの業界の研究開発費は増加傾向にあります。

 

  • 特許切れ、パイプライン、開発中止ニュースに注意

医薬品業界は最長25年という特許権を基に利益を獲得しています。25年間と聞くと十分長いと思われる方も多いと思いますが、研究初期から商品として販売されるまでに10年近くの年月がかかり、多額の臨床試験や研究費等を回収しなければならないと考えるとそれも頷けると思います。新商品開発に長い年月がかかるわけですから、その主力製品の特許切れというの製薬企業にとっては一大事です。パテントクリフと呼ばれる通り、その瞬間を境に売上高が激減してしまう事はよくあります。そこで、次の医療用医薬品候補化合物(パイプライン)がどのような状況にあるかは注目しておく必要があります。また上記でも述べたように新薬創出確率は非常に低く、会社HPにパイプラインとして紹介されている化合物が臨床試験段階で開発中止になることはよくありますので注意が必要です。

 

  • ジェネリック医薬品の台頭

医薬品のほとんどは比較的簡単な化学構造を持った小分子であるため、特許切れになった瞬間からジェネリックメーカーによってシェアが浸食され始めます。これだけでも先発品メーカーにとっては脅威ですが、高齢化社会を迎える先進国では医療費削減を目的とし、この安価なジェネリック医薬品の普及を重要な政策と位置づけている国々ばかりです。そのため、ジェネリックや大衆用医薬品事業を拡大させる第一三共製薬や総合ヘルスケアを目指す大塚ホールディングス、一方で利益率の高い新薬開発に注力するアステラス製薬など経営戦略も多種多様になってきています。

 

  • 政策動向に注意

医療費削減は今後益々重要になる社会的な課題です。「なら薬価をもっと下げればいいんじゃない?」と思われるかもしれませんが、話はそれほど簡単ではありません。昔と比べれば随分と良い薬が増えた現代ですが、それは比較的開発しやすかった疾患に限られ、世の中には未だ治療法が存在しない病気やがんのような十分とは言えない医療レベルの分野があります。(アンメットメディカルニーズと呼ばれます。) 薬価を単純に下げるだけでは、ただでさえ新薬創出確率が低下し、研究開発費が増加している医薬品メーカーのビジネスが破綻してしまいます。そのため、来るべき高齢化社会へ向けた医療費削減とアンメットメディカルニーズを補助することはトレードオフの関係にある国家が抱える課題の一つです。
じゃあ、どのような政策が実施されるのでしょうか?現在協議・実施されているのは、隔年行われる薬価改定を毎年に変え、活気的な新薬にはより高い薬価を付与し、2番煎じの薬は薬価を低く設定することや長い新薬開発期間を短縮し、製薬業界に稼げる期間を伸ばす代わりに薬価を下げることなどの施策が試みられています。これらの医療制度改革の動向はこの業界への投資を考える上で特に注意が必要です。

 

参考書籍

 

 

Buffett Watch List

当サイトが注目しているのは以下の医薬品メーカーです。
これらのメーカーを注目するまでに分析した企業はNextバフェット銘柄を探せ!をご覧下さい。

 

Company Name Code / Stock Price Details Closing Date
<日本>      
科研製薬 4521 2015/07/05 update 3月末
久光製薬 4530 2015/07/24 update 2月末
持田製薬 4534 2015/07/11 update 3月末
ツムラ 4540 2015/07/25 update 3月末
<アメリカ>      
Johnson & Johnson JNJ 2015/07/13 update 12月末
<中国>      
中国生物製藥  01177 2015/08/13 update 12月末
北京同仁堂科技発展  01666 2015/08/12 update 12月末

 

医薬品業界記事一覧

科研製薬

会社概要 1948年設立、旧理化学研究所をルーツに持つ中堅製薬メーカー。証券コード4521。医薬品事業(90%)、農業薬品・飼料添加物(6%)、不動産(3%)を営む。関節機能改善剤(アルツ)、爪水虫薬(クレナフィン)、癒着防止吸収バリア(セプラフィルム)が主力だが、ジェネリック医薬や、殺菌剤(オリオ...

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久光製薬

会社概要 弘化4年(1847年)創業の中堅製薬メーカー。証券コード4530。小松屋として創業した当時は朝鮮国から伝播されたと思われる丸薬類(奇応丸、千金丹、奇神丹など)を製造していた。1934年に現在まで続くロングセラー商品であるサロンパスの販売を開始。国内製薬会社の中でも貼付剤(シップ)開発技術で...

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ツムラ

会社概要 津村重舎が津村順天堂として創業。1988年(昭和63年)に現在の社名ツムラへ変更した。証券コード4540。婦人保健薬「中将湯」を精製する過程で発生する屑を風呂に入れたところ、あせもが消え、入浴後の保温性が高まったと現象から開発された「バスクリン」の話は有名ですね。主力製品は「大建中湯」(効...

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持田製薬

会社概要 大正2年(1913年)に創業者持田良吉に開局された持田商会薬局から発展する中堅製薬メーカー。証券コード4534。循環器、産婦人科、皮膚科、救急、精神科に経営資源を集中させ、スペシャリティファーマとして存在を目指している。主力製品は、「エパデール」(高脂血症・閉塞性動脈硬化症治療剤)、「レク...

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Johnson & Johnson

会社概要 医療機器、医薬品、ヘルスケア製品を手掛けるアメリカの多国籍企業。証券コードJNJ。ロバート、ジェームス、エドワードのジョンソン3兄弟が1886年に創業。ダウ・ジョーンズ工業株30種の構成銘柄の一つ。本社はニュージャージー州ニューブランズウィックにある。約500社もの子会社・関連会社が存在し...

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中国生物製藥 (Sino Biopharmaceutical)

会社概要 タイ最大のコングロマリットと名高いCharoen Phokphan Group(CP group, 正大集団)傘下の製薬企業。証券コード01177。2003年に香港市場に上場し、近代漢方薬、西洋医薬品の製造・販売を行う。肝炎治療薬と心臓・脳血管薬に強みを持つ。主力製品は「天晴甘美」、「潤衆...

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北京同仁堂科技発展 (Tong Ren Tang Technologies)

会社概要 1699年創業の老舗漢方薬メーカー。証券コード01666。1723年より約200年にわたり宮廷御用薬商として皇室への出入りを許可されていたことからも想像できるように、東洋医学の本場中国の漢方薬トップメーカーの一つ。“どんなに生産が忙しくても、人手を省かない、品質の維持には、原料に金の糸目を...

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